カンムリシロムクが繁殖しました
絶滅危惧種カンムリシロムクが繁殖しましたので、ご案内します。
孵化個体 カンムリシロムク 1羽 性別:不明
繁殖場所 熱帯鳥類館「バードピア」の東南アジアエリア展示室内
孵化確認日 9月18日
巣立ち確認日 10月15日
10月19日現在、展示室内で母鳥と一緒にいるところをご覧いただけます。
今回の繁殖は、希少種の鳥類の保全を推進する施設である熱帯鳥類館「バードピア」における初めての繁殖となり、希少鳥類の飼育下繁殖技術の確立や他種との混合飼育での繁殖を目指していく上で重要な事例であると考えています。
【カンムリシロムクについて】
インドネシア・バリ島の海岸沿いに広がるサバンナ林のみに生息し、全長約25㎝、体重約100gで全身が白く、風切り羽と尾羽の先だけ黒く、頭部には長い冠羽があります。生息地では、農業開発による森林伐採や、飼い鳥として乱獲され、絶滅の危機に瀕しています。そのため、野生復帰事業を断続的に続け、放鳥を行っています。当園では、現在6羽(繁殖した個体を含む)を飼育しており、今までに8回の繁殖例があります。